2023/08/04-12  邊保陽一リコーダーリサイタル2023

17世紀ヨーロッパは、激動の時代。

イングランドは日本と同様に島国であったため、ルネサンス期の音楽はガラパゴス化し、中世の複雑なリズムとともに独自の進化を遂げた。しかしクロムウェルの共和制から王政復古がなされたと同時に、大陸からのバロックの大波、通奏低音、不協和音や様々な舞曲などが流れ込み、音楽にも革命的な変化が訪れる。歴史的にも、音楽的にも劇的な事件があり、その変化を担った多彩な作曲家たちの珠玉の名作たちを、様々なルネサンスリコーダーの温かい音色と妙技にのせて奏でる。またプログラムには、当時多くの貴族を楽しませた曲集、プレイフォードの空前絶後のベストセラー『ダンシングマスター』の愉しくどこか物悲しい、魅力あふれる旋律の数々を、奏者たち自作の装飾・ディミニューションとともにお楽しみ頂きたい。 



邊保陽一リコーダーリサイタル2023

革命 The English Revolution 

17世紀イギリス音楽、ルネサンスリコーダーの復古と革新~ 
トーマス・バエテ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
加久間 朋子(チェンバロ)

プログラム
ジョン・プレイフォード 編纂 ダンシングマスターより 

マシュー・ロック 組曲 第3番 ニ調
ウィリアム・ロウズ 組曲 第7番 ニ調 

ニコラ・マテイス パッサージョとグラウンド    

 

◾️つくば公演 

202384日(金)1900開演(1830分開場)
ノバホール・ホワイエ(茨城県つくば市吾妻1-10-1 

全席自由 一般3000円/大学生以下2000円(要学生証)

TIGET  https://tiget.net/events/247254

 

■宮崎公演 

202385日(土)1500開演(1430分開場) 

Salle Mandjarサル・マンジャー(宮崎市船塚2-17
全席自由 一般3000円/大学生以下2000円(要学生証) 

 

■東京公演 

2023811日(祝・金)1400開演(1330分開場) 

日本福音ルーテル東京教会(http://jelctokyo.org/ 

全席自由 一般4000円/大学生以下2500円(要学生証) 

TIGET https://tiget.net/events/247256

 

■関西公演 

2023812日(土)1500開演(1430分開場) 

日本基督教団神戸聖愛教会(https://www.kobeseiai.org/ 

全席自由 一般4000円/大学生以下2500円(要学生証) 

TIGET https://tiget.net/events/247257

 

(★当日券は、各チケットそれぞれ500円増) 

 

ご予約・お問合せ 

オフィスアルシュ 03-3565-6771  https://www.officearches.com (全公演共

宮崎古楽の会 090-5489-9280  

pavane@izm.bbiq.jp 桑田 (宮崎公演のみ)  

チケット取扱い:
TIGET
 https://tiget.net/ (宮崎公演以外

東京古典楽器センター 03-3952-5515 (つくば・東京

 

Profile

邊保 陽一/リコーダー 

筑波大学卒業後、カタルーニャ高等音楽院で、また邦人リコーダー奏者としては非常に稀有な国費給付生、スイス政府奨学生としてチューリッヒ芸術大学大学院をデュプロマを取得し、最優秀の成績で卒業。リコーダーを向江昭雅、ペドロ・メメルスドルフ、ケース・ブッケの各氏に師事。国内外のアーティストとヴィヴァルディのソプラニーノ協奏曲を共演したり、古楽アンサンブル『コントラポント』への参加や、ブッケ氏とデュオコンサートツアーを度々行うなど精力的に活動している。ソロCD『パリの悦び~オルレアン公フィリップのフランスバロック~』リリースし、YouTube チャンネル『Compleat Recorder Master』を開設。ナカルリコーダー教室、つくばリコーダー合宿主宰。麻布ミュージックプレイス講師。茗溪学園中学校・高等学校非常勤講師。 https://hembo.jp 

 

トーマス・バエテ/ヴィオラ・ダ・ガンバ 

Thomas Baeté, Viola da Gamba 

トーマス・バエテはオーステンデ出身で、ブリュッセルとバルセロナでヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケンとソフィ・ワティヨンに学ぶ。また、ジョルディ・サヴァール、パオロ・パンドルフォのマスタークラスにも参加し研鑽を積む。 フィドル奏者、中世フィドル奏者として、マーラ・プニカ、カピッリャ・フラメンカやグランドラヴォアと定期的に演奏。またバロック・オーケストラのラ・プティット・バンド、コレギウム・ヴォカーレや、レザグレマンなどに招かれている。また、2つのヴィオールコンソート、スピリット・オブ・ガンボ、ハトホル・コンソートの固定メンバーでもあり、コンサート活動は、モスクワからカディス、ペルー、コロンビア、アメリカ、ジョージア、モロッコに及んでいる。
アントワープのAugustinus MuziekcentrumAMUZ)では、3シーズンにわたり、Amid'Amuzという若いアーティストを招き、独自のプロジェクトを展開。2010年には、中世後期のレパートリーを専門とする声と楽器のアンサンブル、ClubMediévalを設立。 また熱心な教師として、ルーヴェン、ブリュッセルでヴィオラ・ダ・ガンバと中世のレパートリーを教え、度々ベルギー国内外のワークショップを行う。ブリュッセル王立音楽院では、古楽における即興演奏についても教えている。 https://thomasbaete.be/ 

 

加久間 朋子/チェンバロ 

洗足学園大学音楽学部卒業。在学時より古楽研究会Origo et Practica にてチェンバロ奏法、通奏低音奏法故鍋島元子のもとで研鑽。ミラノ音楽院にて、故E.ファディーニのマスタークラスを修了。チェンバロでの演奏活動を開始と同時に、講座等の企画を重ね、西東京市で市民参加のバロックオペラ「ディドとエネアス」を開催等、啓蒙活動にも尽力。イタリア、ドイツ、アメリカでソロ及びアンサンブル公演。5人のユニット「アンサンブル音楽三昧」でFMリサイタル、名曲アルバム収録、08年CD音楽三昧//バッハ ファンタジーとフーガ” が第7回サライCD/DVD部門大賞受賞。チェンバロ・デュオ〈レ・キャトルマン〉CD”バッハ家の鍵盤二重奏曲ドイツで活躍する従姉でヴァイオリン奏者の加久間景子とのCD”ヴァイオリンとチェンバロの情景など7枚のCDをリリース。2016年まで鍋島の遺志を引き継ぎ、古楽研究会Origo et Practica代表を務めた。現在、ヴァイオリン奏者・川原千真と『ルクレール ヴァイオリンソナタ全曲演奏会』を継続中。日本チェンバロ協会運営委員、ギタルラ社東京古典楽器センター講師、相模原音楽家連盟会員。


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1996年設立  バロック、クラシックのコンサート企画、マネジメントを行なっています。

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感染症拡大防止策について:2023年6月以降実施の演奏会について、各ホール、会場のガイドラインに従って開催致します。詳細はこちらをご覧下さい。(2023.05/10更新)





更新期日 2023/05/26