8/22 コレギウム・ムジカーレvol.3 終了しました、ご来場の皆様誠にありがとうございました。★次回は来年7月を予定しています。

Collegium Musicale コレギウム・ムジカーレ vol.3 ビーバーとケルル                17世紀ドイツとオーストリアの教会音楽 8/22@日本福音ルーテル東京教会

Collegium Musicale3

2018年822日(水)19:00開演 
日本福音ルーテル東京教会

ソプラノ:藤崎美苗 澤江衣里
アルト:青木洋也 
テノール:中嶋克彦 
バス:加耒徹 

ヴァイオリン&ヴィオラ・ダモーレ:原田 陽 廣海史帆
ヴィオラ:村松 龍
 古屋聡見 飯 顕 
ヴィオローネ:角谷朋紀 

オルガン:山縣万里
Program

H.I.F. Von BIBER(1644-1704)ビーバー

Harmonia Artificiosa-Ariosa: Partia VII 

 「技巧的で楽しい合奏」よりパルティータ第7番

Johann Caspar KERLL(1627-1693)ケルル

・Missa Non sine quare ミサ:ノン・シネ・クアーレ

Biber ビーバー

・Sonatae tam aris quam aulis servientes
 
祭壇または宮廷用ソナタ集より

・Requiem in F minor レクイエム ヘ短調

 

全席自由 4000円 (終了)
ご予約・お問合せ:オフィスアルシュtel.03-3565-6771

 

 

★今回のプログラムについて原田陽さんに聴きました。

ケルルとビーバー

二人はほぼ同時代に活躍した作曲家。ケルルは北ドイツ生まれ、ローマに学びウィーン 等ヨーロッパ各地で活躍、当時としては国際的な作曲家でした。一方ヴァイオリン作品が良く知られるビーバーは、主にザルツブルクの宮廷で活躍した作曲家・ヴァイオリニストでした。

★聴きどころ
まず滅多に聴くことの出来ないケルルのミサ曲、そしてビーバーの器楽曲とレクイエムです。パルティータ第7番はヴィオラ・ダモーレという珍しい楽器(2挺)と通奏低音のために書かれた作品。

ヴィオラ・ダモーレは、6本の演奏弦と同数の共鳴弦を有する楽器で、独特の響きが特徴。17世紀を代表する 「ザルツブルクのレクイエム」といわれるビーバーの作品は、ヴァイオリン2、ヴィオラ3、そして通奏低音という内声の充実した器楽編成と、へ短調という 「暗い」調性による重厚な響きの中に5声の歌い手たちのソロやデュエットが散りばめられています。


PROFILE

澤江衣里 Eri Sawae ソプラノ
島根県益田市出身。国立音楽大学声楽科首席卒業。東京藝術大学大学院 修士課程及び博士課程修了。英国人作曲家R・クイルターの歌曲を研究し、博士号(音楽)を取得。声楽を佐藤峰子、永井和子の両氏に師事。バッハ・コレギウ ム・ジャパンの声楽メンバーとして国内外の演奏会や録音に参加。2008年、小澤征爾音楽塾、喜歌劇《こうもり》ではイーダ役を演じた。2009年10 月、東京文化会館小ホールにてリサイタル(日本演奏連盟主催)開催。2011年三菱地所賞受賞。同年10月、受賞記念リサイタル開催。第79回日本音楽コ ンクール声楽部門第2位入賞。第11回東京音楽コンクール第2位入賞(最高位)。

藤崎美苗 Minae Fujisaki ソプラノ
岩 手大学卒業、東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程独唱専攻修了、同大学院古楽科に学ぶ。第10回友愛ドイツ歌曲コンクール第2位入賞。宗教曲、ドイ ツリートを中心に活躍している。J.S.バッハ《ヨハネ受難曲》、《クリスマス・オラトリオ》、ヘンデル《メサイア》、モーツァルト、フォーレ《レクイエ ム》などの宗教曲でソリストを務める。《結婚カンタータ》をジョシュア・リフキンと共演。またバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして公演や録音に 参加し、ドイツ公演《ロ短調ミサ》及び《マニフィカト》、日本では《マタイ受難曲》公演等でソリストを務める。京葉混声合唱団及び声楽アンサンブル 「TRuMP」指揮者。

青木洋也 Hiroya Aoki アルト
東 京藝術大学大学院修士課程古楽科修了。エリザベト音楽大学大学院宗教音楽学専攻修了。バッハ・コレギウム・ジャパンを始めとする古楽アンサンブルや演奏会 ソリストとして国内外の公演・録音に参加する他、アイルランド・ダブリンやドイツ・ライプツィヒ等でアルトソロをつとめるなど活躍の場を広げている。 2012年10月にはグルックの歌劇《オルフエウス》(森鴎外訳)文京シビックホールのオルフエウス役で出演、絶賛される。ソロCDとしては2011年 「大いなる神秘」(Regulus)、2013年「夜の祈り」(WAON RECORD)、2014年「時が止まる」(Regulus)、2016年「タケミツを歌う〜フォルテピアノと共に」 (ALM RECORDS) をリリース。レコード芸術特選盤他、各方面より好評を得る。また合唱指揮の分野でも高い評価を得ている。

中嶋克彦
 Katsuhiko Nakashima テノール
福岡教育大学音楽科卒業。東京藝術大学大学院修士課程修了。同大学院博士課程修了、 博士号取得。2012年より文化庁在外派遣研修員としてドイツに1年間留学、マインツ音楽大学にて研鑽を積んだ。これまでに J.S.バッハ《マタイ受難曲》《ロ短調ミサ》、ヘンデル《メサイア》、ハイドン《四季》、モーツァルト《レクイエム》、ベートーヴェン《交響曲第9番》 《ミサ・ソレムニス》、メンデルスゾーン《パウルス》、ドヴォルザーク《スターバト・マーテル》、オルフ《カルミナ・ブラーナ》等のソリストとして多数出 演した。近年では海外においてもヨーロッパを中心にコンサートや宗教曲のソリストとして活躍の場を広げている。オペラにおいては、第50回東京藝術大学大 学院オペラ定期公演モーツァルト《コシ・ファン・トゥッテ》のフェルランド役でオペラデビュー。その後、新国立劇場や東京室内歌劇場をはじめ様々な舞台に 出演している。

加耒 徹 Toru Kaku バリトン
福岡県出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程独唱科を首席で修了。 大学院アカンサス賞受賞、武藤舞奨学金を受ける。二期会オペラ研修所マスタークラスを総代で修了し、最優秀賞および川崎靜子賞受賞。NEUE STIMMEN 2013国際コンクール、日本人男声として初のセミファイナル進出。第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。日本歌曲賞、日本Rシュトラウス協会賞受 賞。 2014年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。バッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバー。近年では『マタイ受難曲』『メサイア』などの公演 でソリストとして出演。オペラでは、日生劇場オペラ公演『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、二期会オペラ公演『ナクソス島のアリアドネ』『ジューリ オ・チェーザレ』などに出演。歌曲の演奏には定評があり、世界各国の歌曲に幅広くレパートリーを持つ。CD【Kaku Toru Début】【加耒徹×ドイツ歌曲】をリリース。桐朋学園大学嘱託演奏員。二期会会員。

原田 陽 Akira Harada ヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレ 
東京生まれ。6歳でヴァイオリンを始める。13歳で渡米し、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。17歳、当時最年少でパリ国立高等音楽院 第三課程に入り、 レジス・パスキエに師事。2004 年S&R財団よりワシントン賞受賞。現在、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラクラシカのメンバーとして主要国内外公演&録音に参加。 2015年、寺神戸亮氏とモーツァルト協奏交響曲をヴィオラソロにて共演。2017年「アンサンブル・ヴァガボンズ」を結成。その旗揚げ公演に、マー ラー・大地の歌(シェーンベルク編)を演奏し好評を博す。横浜シティアンサンブル、カントゥス・エーブリウス、コンサートマスター。

 

廣海史帆 Shiho Hiromi ヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレ

東 京藝術大学を経て、同大学院を修了。これまでに、佐々木晶子、久合田緑、田中千香士、原田幸一郎、若松夏美、アレッサンドロ・モッチアに師事。第22回古 楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音 楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベ ラ・クラシカ、レ・ボレアード、横浜シンフォニエッタ等の公演、録音に多数参加。

 

村松 龍 Ryo Muramatsu ヴィオラ

東 京音楽大学付属高等学校を経て同大学卒業。第49回全日本学生音 楽コンクール東京大会小学生の部第2位。読売新人演奏会出演。沖縄国際音楽祭、若い人のためのサイトウ・キネン室内楽勉強会、小澤征爾音楽塾オペラ・プロ ジェクトなどに参加。これまでにヴァイオリンを井上將興、清水高師、久保陽子、ヴィオラを店村眞積、河合訓子に師事。2010年NHK交響楽団入団。ヴィ オラ奏者。 N響メンバーによる室内楽でも活躍している。

 

古屋聡見 Satomi Furuya ヴィオラ

桐 朋学園大学音楽学部在学中にN響アカデミーに在籍・修了。2013年渡独し、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンに入学。在学中より、ベルリン・フィル ハーモニーをはじめ、ドレスデン管弦楽団などドイツ国内主要オーケストラにエキストラとして出演する傍ら、ソロ、室内楽、演奏会企画などの活動を行う。 2017年冬から翌春まで王立セビリア管弦楽団に期間契約団員として在籍。これまでに、江戸純子、Walter Kuessner に師事。

 

飯 顕 Akira Ii ヴィオラ

1987年 東京生まれ。3歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科(男女共学)を経て桐朋学園大学音楽学部在学中、大学4年次にヴィオラに転向後卒業、同大学研究科修了。現在、クラシックに留まらず、ポップス、ロック、和太鼓とのコラボレーションなど多彩な活動を展開している。これまでにヴァイオリンを波多野せい、石井志都子、ヴィオラを江戸純子、小林秀子、店村眞積、室内楽を原田幸一郎、ギュンター・ピヒラー、今井信子、毛利伯郎、原田貞夫、東京クヮルテットに師事。

 

角谷朋紀 Tomoki Sumiya ヴィオローネ

東京藝術大学器楽科卒業。コントラバスを宮澤敏夫、永島義男、西田直文らに師事。その後オランダ、デン・ハーグ王立音楽院にてバロックコントラバスをマギー・アークハルトに師事し大学院を修了。特にウィーン式のコントラバスについて調査・研究を重ね、イギリスの音楽雑誌“The Viol”に記事が掲載される。コンラッド・ファン・アルフェン、ジョン・エリオット・ガーディナー、シギスヴァルト・クイケンなどの指揮者のもとシ ンフォニア・ロッテルダム、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、ラ・プティット・バンドなど数多くのオーケストラ、アンサンブルにて演奏している。 11年、デンハーグピアノ五重奏団のメンバーとして第16回ファン・ワセナール国際古楽コンクール第1位、同時に最優秀演奏者賞を受賞。

 

山縣万里 Mari Yamagata オルガン

東京藝術大学音楽学部楽理科を卒業後、同器楽科チェンバロ専攻へ進学、在学中に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞を受賞。同大学院修士課程チェンバロ専攻を修了後、ソリスト・通奏低音奏者として活動を続ける。ソロの演奏会シリーズ《ひとり琴》を毎年開催。様々なオーケストラやアンサンブルの公演にチェンバロおよびオルガン奏者として参加するかたわら、主宰するアンサンブル《Duo Maris》《通奏低音組合 Continuo Guild》、クラシックからジャズやタンゴまで多彩なレパートリーを誇る《アンサンブル・エスプレッソ》、和楽器奏者とのコラボレーション企画など、幅広い演奏活動を積極的に行っている。



解説(加藤拓未)対訳(青木洋也)