J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ[シューマンによるピアノ伴奏付き]

■ 2018年10月20日(金)18:00開演  名古屋 宗次ホール 大好評の内に終了しました。
■ 2018年10月30日(火)18:30開演 東京文化会館 小ホール 大好評の内に終了しました。


桐山建志 ヴァイオリン
小倉貴久子 フォルテピアノ
2018年10月30日(火)
18:30開演 18:00開場 休憩2回/21:15
終演予定
東京文化会館 小ホール

Program
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ[シューマンによるピアノ伴奏付き]

ソナタ第1番 ト短調 BWV1001

パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002

ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005

パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006

※2回の休憩を挟んで全6曲を演奏します。

 

全席自由 一般 4500円/学生2500円(終了)

ご予約・お問合せ:オフィスアルシュtel.03-3565-6771

★オフィスアルシュへ申し込む

チケット取扱い:

メヌエット・デア・フリューゲル
東京文化会館チケットサービス tel.03-5685-0650

東京古典楽器センターtel.03-3952-5515
http://www.guitarra.co.jp/

★使用楽器
ピアノ:J.B.シュライヒャー 1845 ウィーン


- シューマンの伴奏譜と向き合う時 -

 

バロック時代の作品には、強弱記号や表情記号、演奏に必要な指使いなどが全く若しくはほとんど書かれていません。19 世紀の人たちは、バロック時代の楽譜そのままでは不完全で、演奏用の楽譜としてそれらを補う必要があると考えていたようです。
同じように、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲も、何かを補う必要があるものとして、ピアノ伴奏を付け加えた例がいくつかあります。メンデルスゾーンもパルティータ第2 番の「シャコンヌ」とパルティータ第3 番の「プレリュード」にピアノ伴奏を付けました。そして、
シューマンは無伴奏ヴァイオリン全6 曲ともピアノ伴奏を補いました。

 

ヒンデミット以降、いわゆる古楽の復興、研究が進み、今ではバッハの無伴奏ヴァイオリン曲は何も補う必要のない完結した作品とされていますが、19 世紀はそういう時代ではなかったようです。
シューマンのピアノ伴奏譜を見ると、時々現代の我々が感じている和声とは異なる音が書かれていたり、強弱の指示も無伴奏で演奏するときに自然に考えられる強弱と違うように感じる部分もあるので、伴奏付きで演奏する場合は無伴奏で演奏するときと解釈を、場合によってはテンポ設定も変えなければならないと思います。

 

シューマンのピアノ伴奏譜と素直に向き合うことで、シューマンの、さらには19 世紀の人たちのバッハのイメージというものが見えてくるのではないかと思います。それは、バッハのオリジナルとは違うものかもしれませんが、メンデルスゾーンのマタイ受難曲復活演奏もそうですが、当時の人たちに受け入れられるように編曲して演奏されたことによって、もしかしたら埋もれて忘れ去られてしまったかもしれない数々のバッハの作品が、現代に引き継がれてきました。19 世紀のバッハ像を感じ取ることによって、今後のバッハ演奏にさらに奥行きが生まれる可能性を信じて、この全曲演奏に取り組みます。                       (桐山建志)



★中日新聞にコンサートの紹介記事が掲載されました!