ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全曲演奏会


最初から革新的な作品として登場したop.5、中期の典型的な様式を示すop.69、楽章構成や形式、フーガの使用などが後期様式の到来を告げるop.102の2曲等、今もチェロの重要なレパートリーとなっている。二夜に渡ってチェロとピアノのための作品全曲を演奏する今回の企画では、ほぼ製作年代順に並べられており、若きベートーヴェンから円熟にさしかかる過程、室内楽の醍醐味をお聞き頂きます。
                                          花崎 薫


令和元年度(第74回)文化庁芸術祭参加公演

 

ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全曲演奏会

花崎 薫 チェロ/野田清隆 ピアノ


第一夜
2019年10月21日(月)19:00開演

東京文化会館 小ホール  
Program

L.v.ベートーヴェン(1770-1827)

・ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」から   <見よ、勇者の帰還を>の主題による12の変奏曲

ト長調 WoO 45

・チェロとピアノのためのソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1

・モーツァルトの「魔笛」から<娘っ子でも女房でも>の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66

・チェロとピアノのためのソナタ第2番 ト短調 Op.5-2


第二夜
2019年10月28日(月)19:00開演
東京文化会館 小ホール
 
Program
 
L.v.ベートーヴェン

・チェロとピアノのためのソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1

・チェロとピアノのためのソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2

・モーツァルトの「魔笛」から<恋を知る殿方には>の主題による 7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46

・チェロとピアノのためのソナタ第3番 イ長調 Op.69


各回共 全席指定
一般 4500円 /学生 2500円 
2回連続券 一般8000円 /学生4000円

 

ご予約・お問合せ:オフィスアルシュtel.03-3565-6771

チケット取り扱い 
東京文化会館チケットサービス  tel.03-5685-0650
チケットぴあ tel.0570-02-9999

     photo by  Leonardo Bravo



花崎 薫(はなざき・かおる)チェロ
東京藝術大学在学中、ドイツ学術交流会給費留学生としてベルリン芸術大学に2年間留 学。同大学卒業後、東京藝術大学に復学し卒業。東京藝術大学在学中に安宅賞を受賞。1981年、第50回日本音楽コンクール、チェロ部門第3位入賞。 1986年、文化庁在外研修員としてドイツ、カールスルーエ音楽大学に留学。この間、堀江泰氏、E・フィンケ、M・オースタータークの各氏に師事。 1989年、エルデーディ弦楽四重奏団を結成、ドイツ、フランス公演を行うなど意欲的に活動している。長年にわたり、新日本フィルハーモニー交響楽団の首 席チェロ奏者として、井上道義、S・ゴールドベルク、小澤征爾、C・アルミンクなど歴代の指揮者のもとで、オーケストラを支えた。ソリストとしても、R・ シュトラウスの「ドン・キホーテ」などで同交響楽団とたびたび共演。現代音楽のアンサンブル、東京シンフォニエッタのメンバーとしても活躍し、2007 年、同シンフォニエッタの定期公演でリゲティのチェロ協奏曲を演奏して高い評価を得た。2011年、新日本フィルを退団し、現在、愛知県立芸術大学音楽学 部教授、名古屋音楽大学客員教授、東京藝術大学非常勤講師、大阪フィルハーモニー交響楽団客演首席奏者、武蔵野音楽大学においても後進の指導にあたってい る。2011年6月、所属する東京シンフォニエッタがサントリー芸術財団の佐治敬三賞を受賞。2013年、ベートーヴェン:チェロとピアノのための全作品 の CDを発売。またメンバーの一人を務めるエルデーディ弦楽四重奏団は、ハイドン、メンデルスゾーン、シューマンの作品のCDを発売している。

野田 清隆(のだ・きよたか)ピアノ
東 京藝術大学および大学院修士課程修了後、ブラームスと20世紀作品を組み合わせた一連のリサイタルにより同大学院で博士号を取得。第64回日本音楽コン クール第1位および各賞を受賞。室内楽における内外の名手との共演はもとより、下野竜也、広上淳一をはじめ秋山和慶、尾高忠明、手塚幸紀、黒岩英臣、松尾 葉子、山下一史、D.リス、川瀬賢太郎など多くの指揮者のもと読売日本交響楽団、日本フィル、東京交響楽団、東京シティフィル、東京藝大フィル、神奈川 フィル、名古屋フィル、京都市交響楽団、大阪交響楽団などでソリストを務める。一方、現代音楽の領域でも活動しており、尾高惇忠《ピアノ・ソナタ》、《ピ アノ協奏曲》の初演やブー レーズ《シュル・アンシーズ》日本初演に携わる。ゆふいん音楽祭、アフィニス音楽祭など各地の音楽祭に出演するほか、2017年にはアッセンブリッジ名古 屋フェスティヴァルで愛知室内オーケストラを弾き振りし、モーツァルトやイベール作品を演奏した。CD録 音には尾高惇忠《音の海から》、トランペットの高橋敦との《フレンチ・コネクション》、《トランペット・ダンス》、ヴィオラの小野富士との《小野富士の遺 言》(ブラームス、ヒンデミットのソナタ)などがある。東京藝大ピアノ科・室内楽科講師を経て、現在は東京学芸大学准教授、ならびに東京音楽大学指揮科特 別アドヴァイザー。東京クライス・アンサンブル、トリオ・エドアルテのメンバー。