シューベルト:美しき水車小屋の娘ーーその世界を味わい尽くす

全5回シリーズ 第1回  水越啓T 小林道夫pf


2020年6月13日(土)14:00開演
JTアートホール アフィニス

水越 啓(みずこし・さとし)テノール
小林道夫
(こばやし・みちお)ピアノ

 

シューベルト:美しき水車小屋の娘

作品25、D795

 

全席自由 前売4000円/当日4500円

ご予約・お問い合わせ:

オフィスアルシュtel.03-3565-6771

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イープラス(発売中!)

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チケットぴあ  tel.0570-02-9999   Pコード 178-966
後援:国際フランツ・シューベルト協会


vol.2以降の共演者他(予定)
第2回 
七條恵子(フォルテピアノ)
第3回 
共演:谷辺昌央(ギター)
第4回 
共演:渡邊順生(フォルテピアノ)ディアベリ版
第5回 
共演:鈴木優人(ピアノ)    
           

シューベルト(1797-1828)の連作歌曲《美しき水車小屋の娘》(1823)は、同じ詩人による晩年の作《冬の旅》(1827-8)に比べて、2つの点でロマンティックである。主人公が明らかにティーンエイジャーであること、母なる自然がこの少年を「死」という救済に導くこと。ひたむきな青春の衝動が歌われる。この歌曲集は、シューベルトの生前に名だたる友人たちによって熱心に歌われたこともあり、当時、親友歌手フォーグルによる異稿(ディアベリ版)やギター伴奏など、作曲家に由来すると考えられる多様な演奏スタイルが広まっていた。

今回の企画はそれらを踏まえたうえで、5人の共演者と5回の演奏会を通して、この作品の滋味をゆっくり露わにしていくだろう。日本リート界を牽引してきた小林道夫によるモダン楽器伴奏(第一回)は日本人が長年よく馴染んできたスタイルであり、幕開けとして最適の布陣だ。そもそも連続演奏会とは、長い道のりの中で演奏者も成長し変貌を遂げていくものでなくてはなるまい。水越 啓という歌手が、必ずしもキリスト教的な価値観には収まらないこの作品に――自ら対訳を作り、時に言葉を発しつつ――ライフワークとして挑むことで、たんなる演奏会にとどまらない哲学的認識を、演奏家と聴き手がともに育むこと。この理想を実現させる条件がこの演奏会には揃っていると思う。 
堀 朋平(音楽学)


Die schöne Müllerin Op.25、D795 

第1曲 さすらい Der Wandern
第2曲 どこへ? Wohin?
第3曲 止まれ! Halt!
第4曲 小川への言葉 

     Danksagung an den Bach
第5曲 仕事を終えた宵の集いで Am Feierabend
第6曲 知りたがる男 Der Neugierige
第7曲 苛立ち Ungeduld
第8曲 朝の挨拶 Morgengruß
第9曲 水車職人の花 Des Müllers Blumen
第10曲 涙の雨 Tränenregen
第11曲 僕のもの Mein!
第12曲 休み Pause
第13曲 緑色のリュートのリボンを手に
     Mit dem grünen Lautenbande
第14曲 狩人 Der Jäger
第15曲 嫉妬と誇り Eifersucht und Stolz
第16曲 好きな色 Die liebe Farbe
第17曲 邪悪な色 Die böse Farbe
第18曲 凋んだ花 Trockne Blumen
第19曲 水車職人と小川 
     Der Müller und der Bach
第20曲 小川の子守歌 Des Baches Wiegenlied