野々下由香里 Yukari Nonoshita,Soprano
(C)Mariko Kubo
PROFILE
大分県出身。東京藝術大学声楽科を首席で卒業、同大学院修了。関西フランス音楽コンクール、第4回日仏声楽コンクールともに第1位入賞。パリ・エコール・ノルマル音楽院留学中の‘89年「フィガロの結婚」ケルビーノ役でレンヌ歌劇場にデビュー。ナント、リオ・デ・ジャネイロ等国際声楽コンクールに入賞。帰国後は、BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)のソリストとして国内外の公演(ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、イスラエル、韓国)に参加。北とぴあ国際音楽祭ではバロックオペラで古楽オーケストラとともに聴衆を魅了している。ジョージ・ベンジャミン「冬の心」を作曲家自身の指揮で東フィルと日本初演、権代敦彦らの作品を世界初演。録音は25点を超えるBCJとのCDをはじめ「フォーレ《小ミサ》(ジャン・フルネ指揮)」「月の光~エラールピアノとフランスのうた~(レコード芸術誌特選盤)」などがある。日仏声楽コンクール審査員。東京藝術大学古楽科教授。お茶の水女子大学非常勤講師。
野々下由香里 CD
CONCERT 2020
ディドンの死 - 艶やかなフランス音楽の世界 -
2020年2月10日(月)(昼夜二回公演)
東京オペラシティ近江楽堂
∼艶やかなフランス⾳楽の世界∼
トロイの王⼦エネアスとの恋に破れたカルタゴの王⼥ディドーが薪に⽕を付け⾃殺するストーリーを、モンテクレールが劇的に表現した《ディドンの死》を中⼼に、フランス・バロック期の艶やかな⾳楽に浸ります。
18世紀フランスで流⾏したシノワズリー(中国趣味)で猿の絵をあしらったD.レイ製作の美しいクラヴサンも、我々をフランス宮廷⾳楽の夢の中へ
誘い込んでくれることでしょう。
野々下由⾹⾥ (ソプラノ)
若松夏美 ⾼⽥あずみ (ヴィオロン)
平尾雅⼦ (ヴィオル)
會⽥賢寿 (クラヴサン)
PROGRAMME
F .クープラン:《諸国の⼈々》より
〈フランス⼈〉〈スペイン⼈〉
・・・・・
ジャケ・ド・ラ・ゲール:
《クラヴサン曲集》(1707) より (夜の部のみ)
モンテクレール:カンタータ《ディドンの死》 他
野々下由香里ソプラノリサイタル
〜フランス古典を辿る〜桒形亜樹子氏を迎えて
2018年5月11日(金)19:00開演(終了)
東京オペラシティ 近江楽堂
野々下由香里 メゾ・ソプラノ
桒形亜樹子 クラヴサン
「恋歌にも祈りの歌にも施された、フランス古典期の優美な装飾。声とクラヴサンのみの親密なアンサンブルでお届けします。」
programme
◆ミシェル・ランベール (1610-1696):味わおう、甘美な休息を
◆ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バール (1633-1678):希望が恵みになるならば
◆フランソワ・クープラン (1668-1733):ブリュネット《ゼフィール》
◇フランソワ・クープラン:《クラヴサン曲集第1巻》より〈暗闇〉〈巡礼者〉
◆アンドレ・カンプラ (1660-1744):カンタータ《エベ》
◆ミシェル・リシャール・ドラランド (1657-1726):聖金曜日のための第3ルソン
後援:
東京藝術大学音楽学部同声会/日本チェンバロ協会