水越 啓 Satoshi Mizukoshi, tenor
Profile
東京藝術大学声楽科卒業。同大学院古楽科修士課程をバロック声楽専攻で修了。デン・ハーグ王立音楽院卒業。バッハをはじめとする宗教音楽のスペシャリストとして、オランダを中心にヨーロッパ屈指のグループと共演を続けている。なかでもグループ創設期より参加したソロアンサンブルグループ Vox Luminis
(ベルギー)からリリースされたCDはいずれの録音も国際的に高い評価を得ており、特にハインリヒ・シュッツ「音楽による葬送」の録音は2012年度のグラモフォン・アワード(英)にてバロック部門と年間最優秀録音のダブル受賞をはじめとして、ヨーロッパで7つのレコード・アワードを受賞するに至った。
また、バッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバーとして数々の公演・レコーディングに参加しており、海外公演においては、アンスバッハ・バッハフェスティバル('07ドイツ)、カナリア音楽祭('09スペイン)、ラインガウムジークフェスト('09)、ブレーメン音楽祭('09、'11、'12ドイツ)等の公演でソリストを務め、いずれも高い評価を得た。同団体のカンタータ全曲録音プロジェクト第47巻、48巻、ならびにバッハ・モテット全集のCDではソリストを務め,ヨーロッパの音楽誌等(De
Luister/ オランダ、Music Web International/ イギリス)で、その演奏が高く評価された。バッハ・モテット全集の録音は、2010年にドイツ・レコード大賞、ディアパゾン金賞(フランス)を同時受賞、2011年には BBC Music Magazine Awards を受賞している。声楽を村上絢子、高 丈二、野々下由香里、Rita Dams、Peter
Kooij、Gerd Tuerkの各氏に師事。
これまでの演奏会
リュートとテノールによる英国歌曲の夕べ
2019年12月24日(火)19:00開演(終了)
東京オペラシティ近江楽堂
水越 啓(テノール)
佐藤亜紀子 (リュート)
プログラム(演奏順)
Lute Solo :ジョン・ダウランド
「おいで、もう一度」編曲/佐藤亜紀子
John Dowland ジョン・ダウランド(1563-1626)「おいで もう一度」
「もしも私の嘆きが心を動かせるのなら」
「去れ 勝手気ままな若者よ」
「流れよ 我が涙」
Thomas Campion トーマス・キャンピオン(1567-1620)「嵐 に打ちひしがれた帆が」
Lute Solo : 作曲者不詳
「私がウォルシンガムに行った時」
John Dowland ジョン・ダウランド
「彼女は僕の過ちを」
Thomas Campion トーマス・キャンピオン
「夜の帳(とばり)が降りて」
Thomas Morley トーマス・モーリー(1557-1602)
「恋に落ちた若者と彼女」
Henry Purcell ヘンリー・パーセル (1659-1695)
「薔薇よりも甘く」
[休憩 20分]
John Dowland ジョン・ダウランド
「来たれ 重き眠りよ」
「目覚めよ 甘き愛よ」
「私の恋人が泣くのを見た」
「もし私の想いが通じないなら」
Lute Solo:ジョン・ダウランド
「涙のパヴァーヌ」
Henry Purcell ヘンリー・パーセル
「もし音楽が愛の糧ならば」
「しばしの楽の音は」
John Dowland ジョン・ダウランド
「静まらぬ思いよ」
「暗闇に我を住ましめよ」
Henry Purcell ヘンリー・パーセル
「夕べの賛歌」